BRASS思考でいこう!  

工藤音楽教室講師工藤直子です。上の息子工藤臨は2007年6月の中学3年生からセンチュリーユースオーケストラでトランペットを吹いてきました(2017年就職により退団)。大阪桐蔭高校吹奏楽部を経て、大阪教育大学芸術音楽コース卒業。 現在ヤマハ製造工場、吹奏楽団員として演奏活動頑張っています。下の息子、工藤仁はピアノを弾いています。

楽曲の調性について。

昔、何も分かっていない頃は、耳コピしていたものを、全部、メジャーならC(ハ長調)、マイナーならAm(イ短調)に勝手に直して、左手をつけて弾いていた。

アタックNo1、タイガーマスク、デビルマン、などアニメと、ウルトラマン、仮面ライダーなどの主題歌も。

誰も、「絶対音感」など、教えてくれもせず、勝手に聞き取って真似ていた。そして、ハ長調に読み替えていた。
ゆえに、「移動ド」「固定ド」自然にできていたが、ゆえに「曖昧」でもあった。

が、そのことの、問題というか・・・「レベルの低さ」に、気がついたのは、30歳を過ぎてからだった。


この年になり、音楽の様々なことを知るうちに、気がついてきたこと・・・「原曲から移調するというのが激しくナンセンス」ということ。

一応鳴っている音は音名が勝手に乗っていく。ピアノを弾くときは頭の中で絶対に音名を唱えている。

例えば、「ノクターン9-2」は「シソーファソファーミ」なのだが、これ、もちろん有名であこがれの曲ではある・・・。

だが、たまに、それをCに移調して、黒鍵を減らしたバージョンで書いてあるものを見かける。
「ソミーレミレード、ソミーラソララーミ・・・」

これ、もう、なんか台無し。Cは、あっけらかんとしていたり、堂々としていたり、やはり、「真ん中の揺るぎない自信」みたいな調。色で言うと、太陽の下の元気な赤いパワー。

Es、・・・えと、E♭は、なんか、こう、長調ながら憂いを持ったり、なんか透明でも薄緑色のイメージ。

ノクターンをCで弾くことのナンセンスさは半端ない。

そのほか実は、オーケストラ曲を、ピアノ版に書くとき、それも調性を変えていたり。
それも全然、許せない。

なぜそこに行き着いたかといえば・・・。

息子が吹奏楽に携わった時期、オケ版の楽曲を吹奏楽でやる場合、♯組の曲は多くが♭組に移調されている。

♯の曲は、なんとなく、エッジがきいていたり、地面か空なら空、天空の感じ。対して、♭は地についた感じ。

♯が神に近く光に近く、♭は人に近く愛に近い。

そんなイメージがある。

それを、全部、ゴロっと変えてしまう、移調。

だめだ、そういうの><><。

と思うことが多くあり。

そこに気がついて、音楽を味わうようになってからは、どうしても、それを看過できなくなってしまった。


私が、「勉強になる、大事な番組」として、欠かさず見ているものに「題名のない音学会」があるが、そこでも、一度作曲家の「吉松隆さん」が出演されて、調性のもつ、イメージについて語られていた。

話の一つに、Dの事が有り、西洋ではDはメジャーなら「神」を表すこと、またマイナーでは「Death」を表すこと、と、言葉の意味に繋がることである、ということがあった。

バッハの楽曲をその観点から見れば、まさに、そこに本質があるとも言えるような、的を射た思いがあった。

つまり、過去の楽曲の、それぞれの調性とは、そこまで、重大なメッセージの一つだったわけ。

そういう事から考えても、「有名な曲弾きたい」と、「ハ長調で弾く」などという楽譜をやることの、ナンセンスさよ。

あえて言おう。クズであると。
過去の作曲者への冒涜であるとまで言っておこう。

そういう目で、耳で、音楽を味わうことが至高だと思っている人間は、たくさんいるという事を、忘れてはならない。

24調にこだわったバッハ平均律、ショパン、ドビュッシー、リストなど多くの芸術を理解するために、この事は大変重大な要素だと、思う。

ピアノの練習者さんは、早く、そのことに気づくべきだし、教えている側は、安易に「簡単だから」と初級者にそんな、楽譜を弾かせ、弾いたつもりにならせることを、やめるべきだと強く主張する。

ただし、まぁ、オケ曲を、ピアノアレンジするのは・・・まぁ、面白い場合もあるが。

移調はヨロシクナイ。
移調せなできない曲は、やらなくてヨロシw。そのレベルに達してないんでしょ。


「ピアノが弾けるようになる」ということにおいて、私はやっぱり「調性を理解する」事が「最も大切な基礎」と思えるから、うちの生徒さんにはとにかく、早い段階で「全調」を理解してもらうことに力を入れている。

実はこの事は「絶対音感を持ってもらう」事と、ワンセットとも言える。
「曲が弾ける」ということより、もっと原点として音楽を理解できる感性に繋がるのだと信じている。
[ 2013/07/08 23:53 ] 音楽 | TB(-) | CM(0)
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音楽教室は、4月年度代わりの、5月スタートのところが多いですが、ウチでは、いつでもスタート受け付けています♪
いつもどうすれば「より短時間でより上手くなる」か、「たくさんの曲が弾けるようになる」か、「楽譜ナシで自分で伴奏が出来るようになる」かなどを考えつつ、レッスンしています。

ただし!質の高い音楽をやるからには「楽譜から曲をきちんと解釈すること」は不可欠。ソルフェージュも力を入れます。

※現在のところ、早期開始の全員、「絶対音感」を身に付けてもらっています。

私自身は、きちんとした「訓練」によって付いたものではないのですが、とにかく「便利な能力」。息子達には付けさせるぞ!といくらかの本を買い、実行した結果「完璧な絶対音感」が身につきました。

その実績を生かして、生徒さんにも実践しています。

もちろん、特別な料金など要りません。あくまでも自然に当たり前に、「絶対音感持ち」になります^^。

ただし、これは「8歳までのお子さんまで」に実践しないと、脳の発達上、難しいです。

これが、音楽は早期教育が必要な所以です。

月4回(年間46回)、一回40分レッスンです。

教室空き時間

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メールフォームからご連絡くだされば、詳細をお知らせします♪
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グランドピアノYAMAHA C3X、グランドピアノK.KAWAI GM10、KAWAI 電子ピアノCA95、トランペット6本(スパーダ、ヤマハC管YTR-8445S KMV、ストンピ ピッコロトランペット、ヤマハYTR-4335GS、ニッカンコルネット、スワロー、Jマイケル250、ポケトラ)Tpマウスピースは現在15本。
サックス2本(Jマイケルアルト、テナー)
クラリネット、フルート(いずれもJマイケル)
バイオリン3本(SUZUKI、ハルシュタットV45、バッタモン、弓4本)
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リコーダー(ソプラノ3本、アルト2本)
ピアニカ2台、タンバリン、トライアングル、カスタネット、鈴
と、キーボード(YAMAHA)、EMR1(MIDI音源)など、数えたら40ほどの楽器に囲まれております。

とにかく、家族で楽器オタクです。

クラシック、ジャズ、ロック、邦楽(お箏、三味線、民謡、演歌含むw)大好き。

また、大変ガンオタ(ガンダムのみ1年戦争限定)・・・加えて、アニメ全般、どの楽器でもアニメソングを演奏できますデス♪(それが一番楽しかったりして?)

このよーな大変オタッキーな銀猫一家ですが、よろしくお願いいたします。

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