BRASS思考でいこう!  

工藤音楽教室講師工藤直子です。上の息子工藤臨は2007年6月の中学3年生からセンチュリーユースオーケストラでトランペットを吹いてきました(2017年就職により退団)。大阪桐蔭高校吹奏楽部を経て、大阪教育大学芸術音楽コース卒業。 現在ヤマハ製造工場、吹奏楽団員として演奏活動頑張っています。下の息子、工藤仁はピアノを弾いています。

発達障害の誤解を解きたい。

■親も教育…虐待・モンスター防止へ維新が条例案
(読売新聞 - 05月01日 14:52)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120501-OYT1T00706.htm

この件はツイッターの方で、橋下氏自身がいろいろな人々とやり取りをしているのを、昨日読んだ。

この、条例案の文書の中に、「発達障害は親の愛情不足」と取れる、というか、そう思っているとしか考えられない文言があり、それに反応しているリツイートがたくさん出回ったからだ。

発達障害と診断される子供がなぜ、いるのか?それはどういうものなのか。

私はブログなどを通して、いろいろと発信してきたつもりではあるが、実はこれは、実際に発達障害と診断された人と接していないと、分からない事も実は多い。

いや、「実際に問題が起きた」ことで、ようやく分かることという気もする。

むしろ、こうして文字で書いたものを読んで、「分かった」などと思うことの方が危険で、誤解なのだ、とまで思う。

発達障害というのは、実際には、「未発達な部分がある」ということで、実は子供ではなく、理解をしてもらえない「大人」こそが、深刻な事態を招くものとも言える。

なぜなら、子供は・・・実は幼児の頃なんて特に、未発達な、まだまだ理解できていないことなど、山ほどあるのだから。

でも、一つ一つ、人間は誰しも、自分以外の人との関係のなかで、自分はどうあるべきか、してはいいこととしてはいけないことは何か、気付くもの。

小学生、中学生、高校生、大学生、という時期を経て、社会性を育てて、ようやく勉強期間を終えて、自分の位置を形作る。

その期間など、私も思い出してみても、「バカだったなぁ・・・分かってなかったなぁ」と思うことはたくさんある。

結局、みんな、若い頃なんて「未発達だった」のだ。

発達障害の事を考えた時、「そういう人は自分とは違う」と思う人は、むしろ「発達障害である」とまで思う。

発達障害、自閉症スペクトラムの、「3つ組の障害」という言葉も、独り歩きな感もあるが
1.社会性の障害
2.コミュニケーションの障害
3.想像力の障害

これらの中の、「3.想像力の障害」というのは、宇宙に旅に出るとか、魔法が使えるとかいう「想像、空想」のことではなく、「自分がした事の結果が想像できない」という意味。

また、「様々な立場の人の気持ちが、想像できない」ということでもある。

本当は奇妙なことであっても、一人で思い込んでいる場合も「3.想像力の障害」にあたる。

つまり、「発達障害が親の愛情不足」ということ自体も「3.想像力の障害」から発生していると言える。

それを、思い込み、トンチンカンな指南を一方的に出す、維新の会の作成した条例案の文書は、結局それである。

「発達障害と診断された子供の親」は、悩み、どう対処すれば我が子がより、生きやすくなるかを、一生懸命日々考えて奮闘していることがほとんど。

その親に、これ以上、何をどう頑張れというつもりか?

まったく勘弁して欲しいわ。


ただし、まだ、診断を受ける前であり、子育てに悩んでいるパパママには、勉強というか「知る場」があればいいと思うし、私なんかは、やはり「こう考えたらいいよ」と専門家にアドバイスをもらえたことは、とても感謝している。

そのことは、ピアノ教室のレッスンにとても役立っている。

もちろん、これは「診断を受けている」かどうかには、関係なく、「子供はまだまだ未熟で多くの誤解もある、未発達もある」という目で、今の時期にどうしてあげれるだろう?と、「親ではない目」で見れるかもしれない、と思う、材料になっている。

自分も、我が子の事では、どうしたらいいのか「見失う」ことを繰り返してきたから。

たくさん、子供を見て思う。

本当は私ら親も、ずっと、一つ一つ勉強だし、親に、先生にならせてもらっているのだ、子供達に。

そういった「親になる自覚」みたいなのは、あった方がいいのかもなぁと、虐待の事例などには、思うかな。

いや、虐待に関しては、もっと根が深いから・・・「子供のために」という観点からではなにも変えられないのかもしれない。

むしろ、「パパ、ママが人として幸せであるために」子育てを誤解しない、なんて働きかけが、必要なのかも。

あと、親と、子供は、「別の人間で別の人生がある」と親こそが子供のアイデンティティーを認めてあげること、人権を感じてあげること。

自分と、親の関係も然り。自分が自分の親に感じていることは、自分も、自分の子供に感じられる可能性のあること、なのだから。

自分の親が、自分にどうして欲しかったのか、想像できる「大人」にならないとね。

ああ、やっぱり、「3.想像力」がこういうことの、キーポイントだなぁ。
[ 2012/05/04 17:11 ] 自閉症(アスぺルガー) | TB(-) | CM(-)
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いつもどうすれば「より短時間でより上手くなる」か、「たくさんの曲が弾けるようになる」か、「楽譜ナシで自分で伴奏が出来るようになる」かなどを考えつつ、レッスンしています。

ただし!質の高い音楽をやるからには「楽譜から曲をきちんと解釈すること」は不可欠。ソルフェージュも力を入れます。

※現在のところ、早期開始の全員、「絶対音感」を身に付けてもらっています。

私自身は、きちんとした「訓練」によって付いたものではないのですが、とにかく「便利な能力」。息子達には付けさせるぞ!といくらかの本を買い、実行した結果「完璧な絶対音感」が身につきました。

その実績を生かして、生徒さんにも実践しています。

もちろん、特別な料金など要りません。あくまでも自然に当たり前に、「絶対音感持ち」になります^^。

ただし、これは「8歳までのお子さんまで」に実践しないと、脳の発達上、難しいです。

これが、音楽は早期教育が必要な所以です。

月4回(年間46回)、一回40分レッスンです。

教室空き時間

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メールフォームからご連絡くだされば、詳細をお知らせします♪
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グランドピアノYAMAHA C3X、グランドピアノK.KAWAI GM10、KAWAI 電子ピアノCA95、トランペット6本(スパーダ、ヤマハC管YTR-8445S KMV、ストンピ ピッコロトランペット、ヤマハYTR-4335GS、ニッカンコルネット、スワロー、Jマイケル250、ポケトラ)Tpマウスピースは現在15本。
サックス2本(Jマイケルアルト、テナー)
クラリネット、フルート(いずれもJマイケル)
バイオリン3本(SUZUKI、ハルシュタットV45、バッタモン、弓4本)
チェロ(ハルシュタット)
エレキギター2本、ベース1本、フォークギター(MORIS)、ギタレレ、ウクレレ1本
ブルースハープ3本(C,F、B)
お箏、三線、尺八
リコーダー(ソプラノ3本、アルト2本)
ピアニカ2台、タンバリン、トライアングル、カスタネット、鈴
と、キーボード(YAMAHA)、EMR1(MIDI音源)など、数えたら40ほどの楽器に囲まれております。

とにかく、家族で楽器オタクです。

クラシック、ジャズ、ロック、邦楽(お箏、三味線、民謡、演歌含むw)大好き。

また、大変ガンオタ(ガンダムのみ1年戦争限定)・・・加えて、アニメ全般、どの楽器でもアニメソングを演奏できますデス♪(それが一番楽しかったりして?)

このよーな大変オタッキーな銀猫一家ですが、よろしくお願いいたします。

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