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BRASS思考でいこう!  

工藤音楽教室講師工藤直子です。上の息子工藤臨は2007年6月の中学3年生からセンチュリーユースオーケストラでトランペットを吹いてきました(2017年就職により退団)。大阪桐蔭高校吹奏楽部を経て、大阪教育大学芸術音楽コース卒業。 現在ヤマハ製造工場、ヤマハ吹奏楽団員として演奏活動頑張っています。下の息子、工藤仁はピアノを弾いています。2014年ショパンコンクールinアジアにて奨励賞受賞、2020年はプロコフィエフ「ソナタ第3番」に取組中。

ピアノを弾き続ける価値。

この時期・・・ましてや、下の息子が受験生で、ほぼ進路が決まろうとしているが(^-^;、発表会も手前で生徒の皆さんを奮起させねばならない時期でもあり。

つくづく思う事の中に、レッスンをしていて
「この子は10年後どうなっているか」

4歳の幼稚園児さんは14歳の中2になっているし、2年生さんは18歳くらいになっているわけで。

その頃になると、最終学歴となる学校も決まっているだろう・・・年齢。
ピアノとどういう付き合い方になっているか、どんな曲を弾けるようになっているか。

わが子がその年だから、余計思うのも確か。

結局上の息子は音大と同じ教育環境の教育大へ行ってくれたが、下は、工学部。

小さい頃は、下の息子の読譜力と音感と、暗譜力に驚かされ、天才か!と本気で思ったものだったが(^-^;。

もちろん、音楽をやめる、などという事はあり得るはずもなく、でも、「音大へ行ってピアノを極める」というのとは、違う道を選ぶことになる。

そこで、やっぱり・・・ピアノと付き合っていくというのはどういうことなのか、という疑問にぶつかり葛藤する人になったわけですww。

そして、実は、ピアノで音大に行く人は、練習者の中でも一握りで、また、音大に行ったからピアニストになる、という人も、一握りなのだ。タレントさんの数とか、野球選手、サッカー選手などと、同じような人数のイメージ。

それが現実。
でも、絶対音感がある、指がよく動く・・・そんなことでついつい、「うちの子は天才かも!」と思っちゃうのが親なのですが、実は音楽は「訓練法」が確立しているものでもあり、それをやるかどうかで、というか、やればほとんどの人ができちゃう事なんだな、とか、生徒さんを見ていて思ったりする。

まるで、言葉を話す、文字を書く、のと同じ程度で、訓練によってできる事、という感じ。

ただ、その、「正しい訓練法でできて当たり前」のところから、一つ出るのが難しいもの。
だから、「誰にでもできることではない」ともいえる。

「一つ出る」、には、やっぱり、コンクールであったり、で、結果を出せるかどうか。



やっぱり、息子たちには、チャレンジできる間は、それに挑んでほしい。

そして、生徒さんたちも。

「No.1にならなくてもいい、もともと特別なOnly 1」なんて歌もあるけど、本当に競わなくてもいいのなら、学校のテストだって、入試だって、何も受けないでいい。
入社試験すら要らないかも。

でも、そうじゃない。競うから、お互いに伸びるのだ。
「うちは、競争とか、いいんです」と子供に対して言うのは、子供をダメにする。「ゆとり」を見れば一目瞭然。

逃げてはだめだ。本当の敵は、戦う相手は「逃げ出そうとする自分」なのだ。
本当にどうなりたいのか、を忘れて、誤魔化して・・・それは誰か特定の人に対してではない。

自分の、出来ないとか、無理だとか、ネガティヴな考えに、打ち勝てた人だけが手にできる、「誇り」がある。

ピアノとそんな風に、向き合って付き合っていける、そういう人こそが、本当に「ピアノ、音楽の価値」を理解している人なのだと、教える立場の私は思う。

だから、教えているのだ、と。

ピアノを練習しているみんな、また、子供さんに練習させているママパパ、これから始めようという方々。

どうか、誤解をしてピアノに向かわないでほしい。
ピアニストという職業、また、音大に行く、という事がゴールなどではない。

音楽は、やらなくても、生きていける。でも、音楽がそれぞれの人生を美しく価値あるものにしてくれる。

やらないと、続けないと、その価値は理解できないものになってしまう。
そして、自分はその価値を少なくとも理解できている人間でありたいとも、思うのだ。
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[ 2014/01/26 23:59 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)

サクラサク・・・!

生徒さんが、中学受験で、うちの上の息子の出身高校付属中学に見事合格!

そもそも、5年生でショパン/ワルツ遺作14番ホ短調を弾くなど、「賢いなぁ(^-^;」と感じてきて、うちでのレッスンの時にも弟君のレッスンの間と取り組んでいた勉強のテキストなどをチラホラ見ていたが、
「うわ、こんな高度な内容なのね(^-^;」と。

中学受験の中でも難関と言われる、生駒ふもとの学校。
1類はとにかく、東大京大、同志社への進学がとにかく多く、厳しい中にも誇りをもって将来のために努力できる子供たちが集う場所でもある。
努力の結果には、必ず運も縁も広がると信じて、頑張ってほしいなぁ。

ピアノは・・・果たしてどうなるかは未定だけど、長い目ででも、キープはしていっては欲しいけど、実はいつからでも戻ろうと思えば戻れるもの。
大人はついつい、「後悔のない過ごし方をしてほしい」とは思うけれど、勉強を精一杯できる時期にやる、ことは「その先の余裕」のため、だよね。

とにかく、おめでとうございます!
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[ 2014/01/20 23:18 ] ピアノ | TB(0) | CM(0)

明けましておめでとうございます!

年賀状今日は、仕事始めでした。
朝10時から7人。
毎年、この、年越しで生徒ちゃんたちの練習がどうなっているか、ハラハラの日でもあります。

教室始めた頃から5年間くらいは、普通に(?w)年末年始28日から6日くらいまでお休みにしていたりしましたが、子供によっては2週飛ぶなんてこともあり、まったく後戻りになってしまうこともあり。


ある年から・・・特に、上の息子が高校に入った2008年以降などは、年間レッスン回数は48回以上ということにして、お盆、年末年始によるレッスンの空きが発生しないよう、また5週目も「病欠の穴埋め」にできるように、飛ばさないようにしました。

ひとえに「練習してきて、聞いて欲しい曲のある子は大好き」なもんで、来たい人はどんどん見ます!ということ。

また、本気でその通り答えてくれる生徒ちゃんたちで、本当に年末年始でさえ休まれるのが惜しい、と思っていたりします。

年間休み、ほとんど要らないな、と思ったのは、息子のOT高校吹奏楽部が、ほとんど休暇がなかったので、旅行なども企画しなくなったこととか、休む必要がないな、と実感したからでした。
吹奏楽も「強さにも、上手さにも、理由がある。」それだけ、濃いい練習生活を指導する先生方を本当に尊敬したためでもあり、自分も真似てみようと思ったのでした(^-^;。

しかしまぁ、さすがに、大晦日正月三が日はという事で、今年は結果的に、30日仕事納め、31日~3日の4日間のお休みになりました。

今年もたくさんのいい音楽が、生徒ちゃんと楽しめて、自分も成長する良い年になるように、精一杯の努力を忘れないように、頑張っていきたいと思います。
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[ 2014/01/04 22:30 ] ピアノ | TB(-) | CM(0)
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工藤 直子

Author:工藤 直子
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音楽教室は、4月年度代わりの、5月スタートのところが多いですが、ウチでは、いつでもスタート受け付けています♪
いつもどうすれば「より短時間でより上手くなる」か、「たくさんの曲が弾けるようになる」か、「楽譜ナシで自分で伴奏が出来るようになる」かなどを考えつつ、レッスンしています。

ただし!質の高い音楽をやるからには「楽譜から曲をきちんと解釈すること」は不可欠。ソルフェージュも力を入れます。

※現在のところ、早期開始の全員、「絶対音感」を身に付けてもらっています。

私自身は、きちんとした「訓練」によって付いたものではないのですが、とにかく「便利な能力」。息子達には付けさせるぞ!といくらかの本を買い、実行した結果「完璧な絶対音感」が身につきました。

その実績を生かして、生徒さんにも実践しています。

もちろん、特別な料金など要りません。あくまでも自然に当たり前に、「絶対音感持ち」になります^^。

ただし、これは「8歳までのお子さんまで」に実践しないと、脳の発達上、難しいです。

これが、音楽は早期教育が必要な所以です。

年間45回レッスン、(1月、5月、8月は3回月、その他の月は4回レッスンです)、一回40分レッスンです。

教室空き時間" target="_blank" title="教室空き時間">教室空き時間

ピティナ指導会員♪

PEN会員♪

メールフォームからご連絡くだされば、詳細をお知らせします♪
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
グランドピアノYAMAHA C3X、グランドピアノC1、サイレント、KAWAI 電子ピアノCA95、トランペット6本(スパーダ、ヤマハC管YTR-8445S KMV、ストンピ ピッコロトランペット、ヤマハYTR-4335GS、ニッカンコルネット、スワロー、Jマイケル250、ポケトラ)Tpマウスピースは現在15本。
サックス2本(Jマイケルアルト、テナー)
クラリネット、フルート(いずれもJマイケル)
バイオリン3本(SUZUKI、ハルシュタットV45、バッタモン、弓4本)
チェロ(ハルシュタット)
エレキギター2本、ベース1本、フォークギター(MORIS)、ギタレレ、ウクレレ1本
ブルースハープ3本(C,F、B)
お箏、三線、尺八
リコーダー(ソプラノ3本、アルト2本)
ピアニカ2台、タンバリン、トライアングル、カスタネット、鈴
と、キーボード(YAMAHA)、EMR1(MIDI音源)など、数えたら40ほどの楽器に囲まれております。

とにかく、家族で楽器オタクです。

クラシック、ジャズ、ロック、邦楽(お箏、三味線、民謡、演歌含むw)大好き。

また、大変ガンオタ(ガンダムのみ1年戦争限定)・・・加えて、アニメ全般、どの楽器でもアニメソングを演奏できますデス♪(それが一番楽しかったりして?)

このよーな大変オタッキーな銀猫一家ですが、よろしくお願いいたします。

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