発表会でした!

■年長さんK君/ブルグミュラー:アラベスク、ディスニーより:小さな世界(’11年中さんドレミの歌)
レッスンではもっと弾けていたんだけれど、やっぱり本番舞台では緊張もあり、少し残念だったかな?
それでも、引っかかっても立て直し、出来たのは立派でした。
今回の事をバネにして、もっと打ち込んで欲しいです。
■年長さんKKちゃん/ギロック:ウインナワルツ(初出場)
ペダリングで苦労していたけれど、本番ではその問題はクリアできていたかな?ワルツの雰囲気は出せていたと思う。全員に言えるtことだけど、「年長さんでよくあそこまで」という演奏はできた。
まだ少し、リズムが不安定なのが課題だな。
■年長さんYちゃん/エースティン:お人形の夢と目覚め(’11年中さん森へ行きましょう、シンデレラ)
仕上がりが早くきすぎて、長くこの曲をやることになり、良い状態を保つのに苦労した事が大きかった。もっともっと弾けていたのが残念。でも、タッチがしっかりしていて、音の美しさは年長さんの中でダントツだった。
■年長さんKSちゃん/ブルグミュラー:スティリエンヌ、クーラウ:ソナチネ Op.55-1(’11年中さんバッハ:メヌエット)
こちらも、もっともっと良い演奏が出来ていたのに、頂点に合わせて来れなかった、というところ。
一番いい時期を知っていただけに、残念でならない。
出来ていることのレベルは十分なので、今後に期待したい。
■小1Iちゃん/ブルグミュラー:貴婦人の乗馬(初出場)
こちらも、・・・やはり、本番へ最高をあわせて来れなかった感がある。わりと、ノーミス本命だったんだけど・・・。それでも、うちへ来て間がないけれど、頑張れたと思う。
■小2Hちゃん/湯山昭:バームクーヘン(’11小1湯山昭:いいことがありそう、'10年長さんモーツァルト:メヌエット、いつも何度でも)
中間部の難しい部分、何とか、少しのミスで済んだ・・・というところ。よく練習したのが分かった。
拍感覚が微妙なのが、今後の課題か。
表現しようとしていた事は、成功した部分はあった。
■小3Rちゃん/ギロック:雨の日のふんすい(’11小2平吉毅州:チューリップのラインダンス、'10小1ブルグミュラー:素直な心、アラベスク)
完成度も高かったが、やはり本番、ノーミスとは行かなかったが、音はキラキラとしていて、曲を十分楽しんで弾けていた。素晴らしかった!
■小4Rちゃん/ショパン:子犬のワルツ(’11ベートーベン:エリーゼのために)
「少し背伸びではあるが」と、練習期間でも思ってはいたが・・・。それでも、よくここまではきたと思う。でも、だからこそ、抜けてしまいそうになる部分がいくらか残ったのが残念でならない。
最後は、どこまで思い込めるか?という、自分との闘いになるのがピアノ。本当に精一杯だったかな?と、ちゃんと向き合って欲しい、心残りの大きい感がした。
■小4Kちゃん/ショパン:ノクターン9-2(’11小3湯山昭:ホットケーキ、虫歯、’10小2湯山昭:いいことがありそう!、'09小1エースティン:お人形の夢と目覚め)
何箇所か、ミスはあるものの、所々でいい音色だった。4年生の演奏とは思えない。特にラスト近くは、ゾクッと鳥肌が出る音がした。素晴らしい。本気になれば、いいところまで行けそうなので、その気になって欲しい。
■小5Rくん/ショパン:ワルツ10番69-2(’11小4Song Of Life、’10小3ベートーベン:エリーゼのために、’'09小2ブルグミュラー:タランテラ、’08小1ブルグミュラー:アラベスク、’07年長バッハ:メヌエットト長調)
「楽譜通りの正しい演奏が出来る前に、間違えた音形を覚えこんでしまわないよう、丁寧な譜読みが必要」という、前の意見どおり、正確さはなかったが、全体として音の響きは大変よかった。帰り際
「ショパンの音が、出た箇所がいくらかあったよ」
と声を掛けた。表現は、かなりいい。楽譜とも向き合えるようになってきた。目覚めるまで、もう一息という感じ。
■小6Kちゃん/ドビュッシー:アラベスク第1番(’11小5ランゲ:花の歌、’10小4ギロック:雨の日のふんすい)
ギリギリまで、十分弾きこんで、・・・だったのに、昨日からお熱!!どうなるか心配だったが、なんとか駆けつけて、良い演奏が出来た。
拍感覚は最後までこだわっただけに、ちゃんと理解できている演奏だった。
たまに、ふっと外す音が残念だったが、やっぱり、彼女は賢さと真摯さが音に出ていた。
指の脱力が身につけば、かなりいい所まで弾けそう。
■中2Kちゃん/ショパン:幻想即興曲(’11中1不参加、’10小6ショパン:華麗なる大円舞曲第1番 ’09小5ショパン:ノクターン9-2、’08小4ショパン:子犬のワルツ、’07小3ギロック:ソナチネ第1楽章)
2年越しで、この曲に取り組み、ついに、舞台にこぎつけた。
「どうしてもこの曲を弾きたい」という情熱に、精一杯何とかしてやりたいと、私も思った。
直前のレッスンでは、随分ミスも減ってはいたが、駆け下りの部分、やはり、1回目やらかすと、2回目もきちゃう。
音のバランスが、まだまだなのと、エンディングの1音量飛び出しすぎて、せっかくの超技巧に水を差した感が、とても残念だった。
■中2Yちゃん/ショパン:革命(’11中1ショパン:別れの曲、’10小6ベートーベン:悲愴第1楽章 ’09小5ベートーベン:悲愴第2楽章、’08小4ショパン:ワルツ64-2、’07小3雨の日のふんすい)
やはり、大本命だけあって、さすがの演奏。オクターブの移動の部分、少し入りきらなかった以外は、かなり良好な演奏だった。
■高1ジュリ/プロコフィエフ:ソナタ第3番(’11中3リスト:ハンガリー狂詩曲第二番、’10中2ショパン:幻想即興曲、’09中1ドビュッシー:雨の庭、’08小6ラヴェル:ソナチネ第3楽章、’07小5ベートーベン悲愴第2楽章)
以前、「息子が毎年の事ながら、一番『どうなる!?』と慌てる。だが、本人の『難曲ほど燃える』ことを期待して・・・。でも、大丈夫か!?かなり不安。」
と書いていたが・・・。
なんとか、一番ベストな状態に、持って来れたのでは?と。
後半の弾けていない部分はもう、そのままになってしまったが、わりと、弾きなおし、連打してもバレにくい曲だけに、おそらく、ほとんどの聴衆はこの曲を知らず・・・。
しかし、そこかしこに「凄い!」と思わせる音形がちりばめられているこの曲。
「良く分からないけど、すごい!!」という感想を、たくさんいただくことが出来た。
演奏時間は9分台。なんとか、10分以内に収められて、つまり、ガツガツガツと聞かせられるところが成功していたということで、曲の魅力に救われたと言うところか。
しかし、もちろん、この曲をよくよくご存知の方には、あちゃーあちゃーという場所も多々。
まだまだ、完成まで、しっかり高めて欲しい。
トリとしては、十分聞かせることが出来た、それなりに良い演奏になったと思う。
今年、全体的に・・・私も一番良い状態で一番出来る曲を、と思うのだけど、本当にみんなしっかり練習してくれていて、早く仕上がりすぎて、ピークを越えてしまった感がある子が続出だった。
しかし、こういう経験も、子供達もパパママも一つ一つ、次に生かしてどんどんレベルを上げていけるよう、頑張って欲しい。
毎年、毎回思うのだけど、結局それぞれの「性格」が反映されるなぁと、それぞれの生徒ちゃんと接していて思う。
やはり「演奏者としての性格」をきちんと作っていけるように、嬉しさも悔しさも次に生かして欲しい。
全体的には、年齢、また女の子である事も関係あるが、「ピアノの音を出し切るパワー」も身につけて欲しいし、その音を出すための「心の解放」もまだまだ今後の課題。
どう成長していってくれるのか、楽しみです。
ただ・・・・・・。
毎年、最後に記念撮影があるのだけど・・・。
一人ひとりの演奏中に写真屋さんがスナップを撮影してくれるのだけど、顔が上手く映らなかった人を、最後に、取り直しのために、舞台にもう一度呼んで、撮影しなおすのだが、なんと、演奏・・・。
29人中プログラム8番の子。
ちょっと待て!!
写真取り直すのはまぁ、分かるんだけど・・・弾くか?弾かせるか?普通。
こういうの、マナー違反だと思う。
全然許せない。
一応、さ、発表会とはいえ、全体のバランスとか、講師は必死で考えてるんだよ。聞いていって、プログラム全て終わって、スカッと・・・というか、一つの演奏会を聞いた!と思えるように。
うちの息子がトリで演奏した、発表会。その前は、幻想即、革命、と。やっぱり、かなり思い入れて、並べたんだよ?
音を、その続きで直後に鳴らすのは、それは、ぶち壊しなんじゃないの?
どーしてそういう感覚がないのか、はなはだ分かりかねる。
楽器店の主催の発表会だぞ?
怒り心頭で楽器店のお世話してくれてた女性に抗議したけど、・・・ま、私も抗議の相手を間違えた。支店長とカメラ屋さんに言うべきだったけど。
でも・・・こういうの、こういう感覚、理解できひんわ・・・。
ピアノをはじめ、オケも、吹奏楽も、確かに私は、うちは多くの舞台を見慣れているけど、理解できひんわ・・・。
かなりショック・・・。
これ、ブログ(表)に書くかどうかちょっと迷ったけど、終演直後に弾いた子にとっても、そうさせた側にとっても、「発表会とはいえ舞台というもの」に対する、考え方をもう一度、考えて欲しいものだと。
何のための緊張か、何のための正装か。
ショックだし、ぶち壊されて悔しいよ。
※いや、補足。けっして、子供が悪いんじゃない。きっと言われただけだから。
そういう指示を出して、疑問に思わないオトナがおかしい!!
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