連日、コンクール・・・コンクール。
なかなか、息つく暇もない。
そして、今日は、いよいよ、センリュリーユースオーケストラの公演日、星空コンサート。
ギリギリまで、お天気が不安定で、2,3滴の雨粒。
それでも、開催が決定し、時間通りに野外ステージへ。
いつもながら、真ん中席をゲットw。
曲目は
・J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲(ユースオケ単独演奏)
・ヨ-ゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」
・チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」より (共演:法村友井バレエ団)
1. 情景(演奏のみ) 2. 四羽の白鳥の踊り
3. ナポリの踊り 4. スペインの踊り
・クイズ&トーク・コーナー
・ハチャトゥリアン:バレエ組曲「ガイーヌ」より(ユース+センチュリー合同)
剣の舞/子守唄/レズギンカ

おじいちゃん、おばあちゃんも見に来てくれた。
開演前、待ち時間になんだか、前の通路がガヤガヤとなり、カメラマンが・・・何台か・・・。
ん?なんか・・・舞台の撮影には多いなー、しかも、パシャパシャ、フラッシュがコッチに向けて・・・。
と思っていると、そこには、橋下府知事の姿が!
わぁっ、と気付いた周りの人たちから、声が上がり、沢山の携帯を構えた人だかりがいっぺんに出来た。
会釈してから、ウチの家族の4列前に座られ、旦那もその姿をカメラに収めたw。
大阪センチュリーオーケストラと、橋下府知事のさまざまな話題は、ニュースで報じられている通り。
しかし、今日、その姿を見て・・・。
本当に、「オーケストラがつぶれても、どうでもいい」のならば、この場所には来るわけがないだろう・・・。やはり、ご自分の目で見て、聞いて、理解したいし理解して欲しいという気持ちがある事を、示して下さったのだと思う。
本当に、クラシック文化が、彼自身「好き、大切」と思っての事ではないにしても、舞台を見る後姿を間近に見つつ、誠意がないわけじゃない、とは思った。
ウチの運命は、この人に左右される・・・。オーケストラ存続の件も、また、私学助成金の件でも。
下手したら、やはり資金不足で来年、公立高校を受験し直す、なんて選択肢もあるのだから。
しかも、ユースオケという、舞台も失うなんて事になったら・・・。
ウチは昨年年収570万、今年も600万には届かない。そして住宅ローン1300万も抱えている・・・要するに私学助成をナシにされたら、私学に通わせることを断念するかもしれない・・・まさに橋下氏の言った「分不相応」の世帯なのだから。
それでも、音楽家、演奏家の夢を持ち、国立の芸大を目指し、今考えられる最大の努力と勉強と練習の出来る学校へ進んだつもり。
どうか、その程度の水準の家庭でも、努力と、能力を付ければ「夢は叶う」と思わせて下さい・・・本当に「分不相応」で、子供がつぶれるのは悲しい・・・。
余談はさておき、気を取り直して(;^ω^)。
肝心の演奏に付いては、「ガイーヌ」の剣は、さすが、上手くいったと思う。躍動感にもあふれていた。しかし、「レズギンカ」は、すこし、不満が残った。
出だしから、テッテテレテという、細かい刻みが明確に浮き出てこない。
はっきりしない。特に弦。
その粒の揃い方で、超技巧を感じるはずなのに・・・。
中ほど以降、金管が出て、迫力も増し・・・でも、ワクワクドキドキまではいかなかった。ちと残念・・・。
(なお、身内が参加している、とはいえ、・・・だからこそ何もかも賛美という気でレビューを書く気はありませんデス。だからこそ、「素晴らしい!」と書いている時、真実味が生まれると思っているので)
アンコールのラデッキーは、小田野先生は会場に向けても指揮をされ、拍手で参加♪
こういう趣向は、やっぱり楽しい。
最後まで、雨は結局降り出さず、恵まれたことだったし、とても楽しい夜になった。
なお、この星空コンサートは明日も開催され、明日はキリンはノリ番じゃない。
が、学校に行き、状況次第でまた演奏を聴きに来れるかも、とのこと。
明日の曲目は
第二夜 31日(日)
・J.シュトラウスII:ポルカ「観光列車」
・J.シュトラウスII:ワルツ「美しく青きドナウ」
・ドヴォルザーク:スラブ舞曲 から
・指揮者コーナー
・チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より(共演:法村友井バレエ団)
1. 小組曲(演奏のみ) 2. 中国の踊り
3.. 葦笛の踊り 4.トレパック
・ハチャトゥリアン:バレエ組曲「ガイーヌ」より(ユース+センチュリー合同)
剣の舞/子守唄/レズギンカ
明日のノリ番の皆様、センチュリー本オケの皆様、頑張って素敵な演奏を期待しております。
大阪国際コンクール、ファイナルで、1位もしくは審査員の推薦が取れれば、ガラコンサート、グランドファイナルの出場権が得られる。
なかなか、入賞は難しいことかもしれないが、もし、ガラコンサートに出れれば、その中には「大阪府知事賞」というのもある。
今日お姿を見たこともあるし・・・目指せ「府知事賞」!!なんぞと無謀な目標を立ててみたりしてwww。
いあ、今は夢見る時間ですから~♪
24時間テレビを見つつ・・・ネットを見ていると、30日の星空コンサートの件が、ニュースになっていた。
その中で、演奏を見た感想に
「子供が走り回るなんて・・・大阪の教育の現われ」
という発言があったそうだ。
それは非常に残念な言葉だ。
それに、「音楽を聞く」という事にも・・・誤解があるからそういう発言になるんだと思う。
ちなみに・・・私が思うに、クラシック音楽を聞いていて、静かに、きちんと座って聞くというのは、「黙らされて」そうしているのではなく「聞く事に集中したいから」そうなるもの。
また、他の人のそういう気持ちを邪魔してはいけない、と思うからこそ、静かにする。
それは、「子供を座らせる」教育じゃない。
「聞く気持ちを作る、楽しむ心を育てる」のが教育だと思う・・・が、どうも橋下さんの言い方は、それを指しているようには思えない。
じっとして、音楽を聞く、聞きたいと思うまでには、子供はまず、その機会をたくさん得なければいけない。
でも、子供に限らず、大人にでも「聞きたい」と思うには、それが心に入ってきてから、だと思う。
ちなみに、私自身も、こうしてピアノを教えたり、息子はオケ、吹奏楽をやり・・・。
それでも、「自分の心に入ってこない音楽」は雑音(とまで言うかww)でしかなかったり、音の一つ一つを聞こうという気にならない、そんな気持ちは今でもある。
また、どうして聞く気にならないか、も結構分かっている・・・聞く気になった音楽の事を考えると、その道筋が分かるので・・・。
多くは一回聞いただけででは、よく分からない。何度か聞くうちに・・・である。
だからこのコンサートは、まず、まだ音楽に心頭するまでの人にも、無料で気軽に触れてもらうためのものだと思う。
センチュリー交響楽団の方々も、その点を説明したのだろうか?
確かに、演奏者の誰も、「子供に走り回って欲しい」とは思っていないのは当たり前。でもそういう場を提供することが、音楽に触れる経験をしてもらえる事につながるという、目的を持ってこのコンサートは開催されたはず。
そういった、行き違いを伝えて行く事こそ、「音楽との触れ合い方」をまだ分かっていない人に伝えていくことが大切なのだと思う。
しかし・・・ひょっとして、音楽より走り回っている子を見ていたわけか・・・そして、それに不快感を持っていたわけか・・・と思うと、なんだかいろんな意味で、悲しくなるなぁ。
子供も橋下さんも、どっちもどっち!?
そんな事を考えていくと、やっぱり「府知事賞」が欲しいわっww。
何故なら、本当に聞いていただきたいと思うからww。
イチ府民の声を、高校生の声を・・・音楽を。
大阪にも、文化を受け継ぎ、また新しく創り、勉強して行きたいと思っている子供も沢山いる事を。そしてそれを育てる親の代表であることを分かって欲しい。
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